ピアノ練習前のストレッチは大事です
ピアノに限らず、どのピアノでも練習前に体をほぐしておくことは、練習を効率よくするためには必要なことです。
人間の体というのは、日常生活の中で自分が気づかない程度に徐々に緊張していっています。
そうすると、体に力みが生じている状態なので、なかなかうまくコントロールすることができません。
この状態でピアノの練習をしてしまうと、特に指の動きはどうしても無理をしてしまいます。
その状態での練習が長く続くと、腱鞘炎になったりと筋肉に炎症が起こり始めてしまうので、おすすめできません。
ピアノの練習の前には、体をストレッチしてほぐしておくことがおすすめです。
特に、上半身はピアノ演奏で一番使う部分になるので、しっかりとストレッチをしておきましょう。
ストレッチの効果は、筋肉の柔軟性を高めるというところです。
でも、それ以外に、体の余分な緊張を取り除くという効果があります。
特にピアノ練習の場合は、余分な緊張はスムーズな指の動きの妨げになってしまいます。
だから、体をストレッチして体の余分な緊張を取り除いておくことが、練習を始めるうえでは重要になってきます。
そして、ストレッチをして体の緊張をほぐしたら、その状態を保てるように意識をしながら練習を行うようにしましょう。
ピアノの練習では脱力が重要だと言われますが、これは不必要な緊張を取り除いた状態を指します。
つまり、ストレッチ後の状態が最も演奏に適しているというわけです。
練習中は常に自分の体の状態を確認しながら、不要な緊張が発生しないように意識をして練習を行うようにしましょう。